布岩、一部崩壊

秋山郷にも紅葉の季節がやってきました。
布岩のクライミングもハイシーズンとなり、多くの人が訪れるようになりました。

先日もパト隊の友人二人と登り、大いに盛り上がりました。

その一方で今年は盆以降雨が多く、秋晴れになるこの季節も連日雨模様。開拓は進めたいですが、なかなか作業ができません。
秋山郷の奥に続く国道405も崩落し、現在通行止めです。見倉集落または前倉集落をお通りください。

さて、崩落に関しては布岩でも起こりました。場所は中央岩壁、去年開拓した「松5.11a」のすぐ隣のルンゼです。

実はここ、「松」、「欅」、「穴地獄(開拓中)」のビレイ点になっており、特に欅は開拓間もないながらも5.10aと簡単で、変化に富むルートとして人気があります。
布岩で最も登られているであろう「練習岩ハンド」もすぐ隣です。

11月2日10:15。
開拓作業とロープの回収で訪れた私でしたが、アプローチの沢状地形を歩いていたところ、上から大きな崩落音がしました。
「ヤバい」と理解し、すぐに隣の藪へ身を隠すと、アプローチに沿って人の頭くらいの岩が大量に降ってきました。
私の顔面に向けて岩が飛んできたため、とっさにガード。あまりの衝撃に体が吹っ飛び一回転しました。
頭部と左手に激痛が走りましたが、すぐにザックを盾にして凌ぎ切りました。

左手と頭から血が流れてたので、車に戻って洗浄・止血。
この時の写真も撮りたかったですが、吹っ飛んだ時にスマホを落としたみたいです。
応急処置が終わったら取りに行きました。

ゲレンデにはクライマーが2人おり、目の前で崩落の瞬間を見ていたそうです。
紅葉シーズン、3連休の日曜。天気が良ければ人が大勢いる時期ですが、北信は天気が悪くたまたま人がいませんでした。
その長雨のせいで崩落したんですがね…..

今回、崩落した岩は昔からアプローチとして使われる沢状地形を転がってきました。春には「ガンダーラ」の上は滝になり、色んなものが流れてきます。
正直、以前よりこのアプローチは危ないと思っていました。月日が経つと毎回アプローチの形が変わります。それほど「何か」が流れている所なのです。

現在の対策は「ヘルメットを被る」ことだけです。
右岩壁に続くアプローチから中央岩壁へのトラバース道も整備しましたが、決して良い道とは言えません。
今回はたまたま私が巻き込まれましたが、5分10分時間が違えば良い意味で別の運命になっていたでしょう。

ジムのクライミングと違い、外岩には常にリスクがつきます。クライマー個人が気を付けるようにしましょう。


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