松川の2日目。とりあえず最狭部を突破したということで晩酌を上げたかったですが、ダイチは相当疲れたのか日の入りと共に寝てしまいました。
朝もなかなか起きないので、とりあえず昨日収穫したタマゴタケをホイルでバター炒めにしてみます。
美味い。

今日登る火焔滝は昨日のうちにオブザベーションが終わってますし、その次の隠滝も更に次の燕滝も巻き。とりあえず東大嶺山頂を目指しますが、早めに帰りたいのでダメそうなら途中で登山道から下山します。
朝はそこそこゆっくりして、6:30出発。

昨日オブザベした感じだと火焔滝は左岸側から行けばロープなしでも登れそうな感じでした。確かに30Mと大きいが、傾斜が緩く岩が渇いているので楽に登れそうです。
そこであえて右岸側を登り、シャワークライミングを楽しむことにしました。
大量の水を浴びることを考慮し、先に温泉に浸かって体温を上げておきます。
この大平温泉の源泉は、昔燕滝で滝行をしていた僧侶が不動明王様に導かれて発見したと言われています。
我々もこれからの山行に備えてお清めしておきます。
この温泉、中央から源泉が噴き出しており、加水もされていない紛う事なき天然温泉です。ロケーションの良さを除いても今まで入った温泉の中でもトップクラスの泉質でした。
我々しかいないので、温泉で泳いだりしてみます。
良い子はマネしちゃだめよ。
ちなみに料金はプライスレス。吊り橋手前の不動明王様の賽銭箱にお好きな金額をお入れくださいとのことです。

相方には悪いけどリードさせて頂きます。
右岸は水飛沫が当たるので少々ヌメるが、傾斜が緩いので何てことはありません。クラックやリスも豊富で、プロテクションに困ることはない。
登っていてとても楽しい。

調子に乗って水流へ水流へと近づく私。
さすがにド真ん中は吹っ飛ばされるのでやめました。
最後はヌメるシンハンドからワイドに入り、終了です。

火焔滝を超えるとすぐに次の隠滝が登場しました。こちらは更に大きい40M。いや、もっと高いと思います。
完全に垂直で右岸から大高巻きするそうですが、ちょっと考えました。
あれ?これ登れるんじゃね?

確かに傾斜はキツく、一部ハングしていますが左壁は乾いておりクラックもあります。何よりハングまでは微妙に段差になっており、何とかなる気がしてきました。
相方には無理じゃないかと言われましたが、とりあえず行ってみる事にしました。ハング前なら戻れるし。

思った通りハングまでは簡単でしたが、そこからが悪い。思ったより良いクラックが少なく、効いてるのか分からないハーケンにアブミをかけて登るも傾斜がキツく、マントルに泥が乗っており頼りの灌木も枯れています。
泥壁にハンマーを突き刺し、一か八か灌木までランジ。何とか届いてスリングを巻いて一安心できました。
そこから先は傾斜が緩みましたが、プロテクションの都合で水線沿いのクラックを使いながら登る事に。
しかし度重なる屈曲でロープが重くなり、あと20Mという所でピッチを切りました。まぁこのサイズの滝をワンピッチで登る方が無茶ですが。

その先は灌木も豊富で楽勝でした。疲れ切っていたので相方に代わってもらい、トップアウト。ネットには隠滝の登攀記録はなかったので、もしかすると初登かもしれません。
何にせよ滅茶苦茶嬉しかった。

休憩をとっていると隠滝の落ち口に強固な終了点がありました。
まさか、初登だと思っていたのに違ったのか?と思いましたが、どう見ても支点が強固すぎる。
どうやらキャニオニングに使われているようで、それなら納得でした。
この滝を懸垂下降とかめっちゃ楽しそうやん。

次の15M滝をチョロンと登ると僧侶が滝行をしていたと言う燕滝に到着しました。
滝行用ということなので予想はしていましたが、見事な被りっぷり。一応中央にクラックはありますが、人間が突破できる構造には見えません。
あとさっきの隠滝で燃え尽きました。
15M滝のすぐ上まで戻り、右岸のナメ滝を登って巻く事にしました。
が、このナメが超脆く、ホールドだと思って触るとポロンと取れます。当然プロテクションなど取れるはずもなく、なかなか危険なフリーソロ。150M程登った所でブッシュに入り、少しヤブ漕ぎすると登山道でした。
この時点で14時。完全に滝の登攀で燃え尽き、山頂まで行く気はありませんでした。撤退です。
緩斜面の登山道を30分歩くと車に戻れました。
乾いた服に着替えていると、滝見館の送迎バスが横を通り、ちょっと恥ずかしかった。

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