東北春スキーツアー2025(後編)

前編はこちらから

一人旅後半は日本海側に移りました。
太平洋側も楽しいですが、やっぱり山スキーと言えばこちら側。
特に山形県は雪深く、アプローチもしやすい山が多いので日帰り山行には向いています。
今回は一橋大学の辻君からお誘いがあったので、合流してから月山に向かう事にしました。正確には月山の隣、湯殿山です。

例年なら4月上旬にオープンする月山スキー場ですが、今年は雪が多すぎて除雪が遅れてる模様。志津温泉の登山者用駐車場に停め、歩きで自然博物館まで。
除雪作業をしてましたが、徒歩なら通っていいとのことです。博物館前でスキーに履き替え、登山道を登っていきます。
どうやら登山道も除雪をしているらしく、記録的少雪だった去年はこんなものはありませんでした。キャタ跡があってとても歩きやすい。
途中キャタ跡を離れ、沢を渡って右岸の尾根道を登ります。

前日は大雨、そして夜間冷え込んだため視界は最悪。先行の登山者を追い越し山頂に向かいますが、風が強い上に何も見えない。
さっさと山頂を踏み、石跳川の本流に向けて落とそうと思います。天気は最悪ですが、とりあえずボトムまで落とせば安全地帯です。
往路を滑ろうと思いましたが、東面が急なバーンなので滑ってみる事に。雪崩の心配はなさそうですが、斜面はガリガリ。

途中で辻君と離れましたが、ボトムで合流。時間がかなり余ったので、姥ヶ岳にも行ってみる事にしました。北側の乗越まで歩き、西側の尾根を登る。
途中あまりにもクラストしてたので板を脱いでシートラ歩行。1時間程で山頂に着きました。

天気はますますヤバくなり、本当に何も見えない。
即退散ということで姥の西面を落とすことに。最初は傾斜も緩く快適でしたがウィンドクラストが発生しており思ったより滑りにくい。そして視界は最悪。
風の音で何も聞こえず、ガスで何も見えない。
後ろを見ると辻君がいませんでした。やはり無線を持っておくべきだった。

とりあえず良いザラメが乗った沢を滑り、一気に400M落としてボトムへ。これは救助案件になるかと思って1時間程待つと、上流から辻君が登場。ホッとしました。

2人で下山し、その日のうちに道の駅鳥海まで移動。車泊して翌日に備えました。

鳥海山は秋田県に跨る独立峰で、その美しい山容からBCの聖地として有名です。
去年は南の湯の台、西の大平から登ったので、今年は北の中島台から目指すことになりました。
朝5時起床。さすが4月になると日が長くて助かります。
登山口である中島台に着くと既に数人集まってました。皆さん千蛇谷を往復するようです。

我々は県道58号線を更に進み、竜が原湿原近くから山頂を目指す周回コース。中島台から先はゲートで封鎖されており通れなくなってます。通行止めになってから随分経つようですが、恐らく廃道と考えていいでしょう。
けっこう時間を要しますが、まぁ何とかなると思います。
心配だった天気も晴れ間が見え、回復傾向です。
緩傾斜の森をひたすら歩くと鳥海山が見えてきました。

風は強いですが快晴。絶好調です。ここから傾斜が強くなってきますが、上手くジグを切りながら進む。私の板はメルカリで買った中古品なのですが、なぜか板幅より3cm近くシールが細い。そのためエッジが効かず苦労します。
ただ昨日の姥が岳よりはマシ。どんどん標高を稼げました。

辻君とかなり差が空いてしまったので、山頂の少し前でバケットを掘って待ちます。
ちょっと火口を覗いてみましたが、西から強烈な風が吹いているので風除けになる東側で休憩。

一度火口にクライムダウンし、暴風の中山頂まで約10分。
シール歩行もできそうでしたがガリガリなのでそのまま歩いて山頂まで。雪は堅く、全く埋まりません。
山頂で記念撮影をし、即撤収!

帰りはオーソドックスに千蛇谷を滑ります。
千蛇谷~鳥越川の斜面は国内屈指のオープンバーンとして有名で、一気に1000M近く落とせる名所です。しかも緩急がある為初心者も入りやすいという魅力もあります。
※普通に危ないので注意

昨日のガリガリとも違い、かといってストップ雪でもない。やや固めのザラメ雪で、とにかくスピードが出る。
この春最高の雪質でした。しかも斜面が広い。何度でも来たくなる絶景です。

さすがに鳥越川まで落とすと雪が腐り、ストップ化してきました。しかも傾斜が緩いので前に進まない。
ここでルーファイを間違って進みすぎると沢を渡渉することになり大変です。
左に左に寄せて上手く渡ります。
長い長い森を抜け、16時に下山。中島台1周山行、完了です。

帰りに温泉に入り、隣の食堂「とりみ亭」で。ガッツリ大盛り!山の男も大満足の特盛ラーメンで乾杯。
辻君は月山に戻って滑り直すそうなので、鶴岡で解散にしました。

今年は雪が多いのでまだ家の近くでも遊べる。
次に目指すは奥只見。
ガイド仲間が出産したので、育児祈願として荘内神社でお守りを買い、いざ出発。


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